焚き火を始めたいけど、何から準備すればよいのかわからない。選び方の基準は?
焚き火に必要な道具を紹介します。キャンプブームが来てから、いろんなメーカーがたくさんの種類の商品を出していて、選ぶことが難しいかもしれません。まずはそれぞれの道具の用途を理解して自分に合ったギアを選んでみてください。
焚き火に必要なアイテム8選
焚き火台
焚き火の主役です。この焚き火台選びが一番悩みます。ソロキャンプ、グループかでも選ぶ基準は変わってくると思いますが、「大は小を兼ねる」という言葉のように焚き火台に関しては大きい方が、できることも多いのでおすすめです。
私はコールマンのファイアーディスクを使っていますが、雑に薪や炭をくべることができて純粋に焚き火を楽しめる最高の焚き火台です。ファイアーディスクの記事を載せてますので、こちらも合わせてご覧ください。
直火が禁止されているキャンプ場は多いので、必須だと思って用意してください。
防火シート
地面を守るために、焚き火台の下に敷くシートです。マナーとして必ず用意してください。選び方としては、高温に耐える耐熱性、破れにくい耐久性、あとは焚き火台のサイズによって、シートの大きさを選ぶとよいです。
2000円前後でおすすめの防火シートが「ICHIFUJI 耐火 防炎 スパッタシート」です。耐熱性が良く、ハトメ有のタイプを選べば、風で飛ばされることもなく安心して使えます。
- 総重量:1.05 Kg
- サイズ:幅100×100cm 厚さ(約)0.8mm
- 収納サイズ:3 x 20 x 26.5 cm
- 主材質:グラスファイバー
- 耐熱温度:【作業温度】700度 【瞬間使用温度】1500度
- 1500度まで耐えられるため、焚き火時の芝生、ウッドデッキをしっかりガード。
- ハトメが有りか無しを選べます。ハトメ有りの場合の価格は¥2,000(税込み)です。
※サイズは4種類あるので、焚き火台や持っているギアによって自分に合ったものを選べます。
焚き火をする際には、必ず防火シートを敷いて、火の不始末による火災やケガの防止に努めてください。
火ばさみ
火に薪や炭をくべたり、燃えてる薪を動かしたりするために使います。100均で売ってたり、ホームセンターで安価で手に入ります。私はホームセンターで買ったものを3本ほど持ってキャンプに行っています。
安いものだと、変形しやすいのでずっと使えるタイプが欲しい人は、耐火性や耐久性も見ながら用意してみてください。
火消し壺
キャンプ場によっては灰捨て場があるところもありますが、灰捨て場がないところも多くあるので火消し壺は準備してください。
火消し壺には、陶器型や、金属のものがあります。また、火を起こせる機能がついているものもあります。使ってない炭を入れて、煙突効果を使って炭に火をつけます。
火消し壺に高温の炭を入れても、ふたをして密閉することで空気を遮断し熱を冷やして消火します。高温の炭に水をかけると灰が舞い上がったり爆ぜることもあるのでやめましょう。
耐熱グローブ
熱や火に強く、焚き火や調理中の火から、手や腕を守ってくれます。ショートタイプとロングタイプがあります。ショートはグローブをすぐ取り外せます。ロングはより安全性を求める方はあってもよいかと思います。
私が焚き火で主に使うシチュエーションとしては、薪や炭の微調整を行うときです。火ばさみでは調整が難しい場合に直接薪を動かしたりするときに使います。あとは、ダッチオーブンなど熱いものを持つときにも重宝します。
牛革を使用しているMinistoreDirectのグローブを使っています。1,200円程度で買えるグローブで、コスパがよいです。
ただ、直接熱された薪を持つと、思っているより熱を感じます。価格が安いので、一度使ってみてから判断してもよいかもしれません。
- 素材:牛革
- 値段:1,200円
- サイズ:フリーサイズ
薪
薪は針葉樹、広葉樹と種類があります。焚き火によく使われるものをリストアップしてみます。
・杉(スギ)
スギの薪は手に入りやすく安く入手できます。薪割しやすく、火付きはよいですが、長時間薪を燃やすようなシチュエーションには向きません。焚き付け用に使うとよいです。
・檜(ヒノキ)
香りがよく、乾燥が早いため、焚き付け用に使われます。杉と同じく持続性はあまりないです。薪が燃えきるため、灰があまり出ないので後片付けが楽です。
・松(マツ)
油分が多いため、針葉樹の中では火持ちが良いです。火力も強いですが、煙やススも多く出やすいです。
・楢(ナラ)
ナラの木は、安価、燃焼時間が長い、火力が強いといった特徴を持ち、焚き火で最も使われている薪の一つになります。
・樫(カシ)
火力が強く、長持ちすることから薪の王様と呼ばれています。ただ、入手がしづらくお値段は高めです。
・椚(クヌギ)
密度が高く、ナラやカシと同じく長持ちします。薪ストーブに使うのもオススメ。
・白樺(シラカバ)
シラカバは樹皮に油分が多く、よく燃えるので、着火剤としても使えます。薪としては火持ちはあまりよくありません。
薪割り装具
薪を用意したら、薪のサイズが大きいと燃えにくいのでカットする必要があります。
道具としてはナイフ、鉈、斧などがあります。
斧は大きい薪を割る、ナイフは薪を削って、火を付けやすくする。鉈は斧よりリーチが長く、割ること削ることもできます。
重量もあり、切れ味もある道具なので、取扱いには十分注意しましょう。
火起こし道具
カンタンに着火できるものとしては、ライター、チャッカマン、マッチ、ガスバーナーなどがあります。
火をつけることにこだわりたい時は、ファイヤースターターという金属製の棒で火を付けます。コツが必要ではありますが、原始的なやり方で火をつけるのでノスタルジックな気持ちと、頑張って付けた火が愛しく感じることでしょう。
まとめ
焚き火をやるのにこんなに道具が必要なの!?と思われた方もいるかもしれません。
そんな方はまず焚き火台、防火シート、火はさみを買っておけば良いと思います。
薪はその辺に落ちてるものを拾って集めて使い、火消し壺がない場合はキャンプ場に灰捨て場があるところを選びましょう。着火の際はチャッカマンかライターで火をつけ、防火手袋がない場合は十分に気を付けてすべて冷め切ってから片づけを行うなど工夫しましょう。
私は道具を少しずつお小遣いの範囲で買っているので、まだまだキャンパーとしてギアが揃っていないですが、一気にそろえるのではなく、欲しいものを考えながらするキャンプも楽しいものです。
それでは火には十分気をつけて楽しいアウトドアライフを!